NEWS
KAGURAZAKA
FARO Kagurazaka Galleryで2022/7/23よりCALMA by Ryo Okamoto「TRIBE BIBLE」を開催
KAGURAZAKA

岡本はロンドンにて美術を学んだ後に、日本、アメリカ、オランダにて作品を発表。2018年に未来の部族の生活様式および表現行為をコンセプトとした を立ち上げ、バイク、立体、平面、インスタレーションなど多様な手法を用いて作品をするアーティストです。
岡本が<CALMA>について「博物館で鑑賞する部族とは、遠い異国の密林の民であったり、あるいは数千年前の人類の記録をいいます。しかし、今を生きる我々もまた未来の鑑賞対象であるはずです。今、この時代をどう生きたか? 何を作り、何に重きを置き、何に問題定義して生きたのか? さまざまな事に思いをはせて作品を作っています。衣 / 食 / 住 / 移動 / 信仰対象 / 音楽や、時には医療に及ぶかもしれません。 」と語るように、には博物学のアプローチが作品のコンセプトに用いられています。移動手段の道具としてのバイク、物資の保管庫としてのアルミニウムスーツケース、狩猟のための道具としての銛、衣服としてのレーシングスーツ、信仰対象として厨子にはいった鉱物など、架空の未来部族の営みと芸術的・装飾的な行為の記録を様々なメディアと手法を用いて作り上げています。
今回の展示では、<CALMA>における”信条・思想”をテーマとして展示をします。
岡本亮は、SNSを使って多彩なプロフェッショナル達と発信を重ねてきた対話”RADIO CALMA”や、今春オープンさせた複合施設”ON THE HILL”の開設・運営、毎年岡本が訪れる吉野川のゴミ問題に取り組む” RUBBISH RABBIT PROJECT”など、人間の在り方と自然とに向き合いながら多様な取り組みを行なってきました。
それらの活動を繋ぎ、その骨組みとなるコンセプトや信条を、絵画と文字を織り交ぜ、平面作品として展示します。
作品内に散逸して配置された文言やイメージの意味は鑑賞者の理解に委ねられ、また、それぞれを繋ぎ合わせることで生まれる関係性は文脈を次々に生成していきます。それは私たちが文章やイメージに触れ、理解していく際のプロセスを想起させるとともに、物事を認識するという行為についての考察を促します。
岡本亮コメント:
カルマ文書はカルマという部族表現がどのような目線で物事を見ているのか?また伝え残そうとしているのか?をつづった書物でもあります。人の脳は、他の生物と違い、急激な成長スピードを持ち進化しつづけている。文章を交えることで絵画には、別の領域の脳をゆさぶる表現があると考えた作品です。

CALMA by Ryo Okamoto「TRIBE BIBLE」
会期:2022年7月23日 (土)〜9月3日 (土) 13:00 – 19:00
休廊:日曜日・月曜日 Closed on Sunday, Monday
夏季休廊:8月13日(土) – 8月22日(月)
会場:FARO Kagurazaka Gallery
162-0828 東京都新宿区袋町5-1 FARO神楽坂1F
展覧会、作家、作品等に関するお問い合わせは、以下のアートアンドリーズンまでお願いいたします。
For further information regarding this exhibition or the artist, artworks please contact Art and Reason Ltd.
アートアンドリーズン株式会社 | Art and Reason Ltd.
佐々木 真純 | Masumi Sasaki
contact@art-reason.com 090-6427-3827
https://www.art-reason.com/