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KAGURAZAKA
faro Kagurazakaで2022/11/12より高木真希人「Suggesting the Possibility of Art as Time Travel」を開催
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高木真希人は多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、国内外のギャラリーなどで作品を発表してきた気鋭のアーティストです。
今年は10月に参加したベルリンでのグループ展に参加し、来年はロンドンでのギャラリーでの個展の開催や、沖縄県で開催される、やんばるアートフェスティバルへの参加などを控えています。
高木は確かな絵画の技術を駆使しながら、普段私たちが凝視することのない深層心理や異界を想起させるイメージを描き出してきました。それらのイメージは構成ごとにシリーズ化されており、美術大学在学中より描き続けている、暗闇の中でフラッシュを使ってカメラで偶然撮影されたように描かれたクリーチャーたちを描く”snap-shot”シリーズ、月のように他からの光を浴びるモチーフを描き出す”moon-shot”シリーズ、植物の部位をクリーチャーに見たてる”Nice corm”シリーズ、キャラクター化され、積み重ねられた箱、缶、金属、機械などを描く”stack”シリーズがあります。
高木は今回の制作にあたり、これまでの自らの作品に”AI味”を感じ、AIと共存する私たちの未来に想いを馳せたといいます。AIは自動学習によって、これまでに起きた膨大な量の過去の事象を参照にして未来を推測しますが、さまざまな不確定要素を持つ私たちが暮らす自然界のすべての未来を推測することは困難です。
タイトルの「Suggesting the Possibility of Art as Time Travel」は、「芸術がタイムトラベルである可能性の示唆」を意味します。たとえ私達の将来の決定事項をAIが担うことになったとしても、豊かな未来を思い描き、よりよい私達の将来を作り上げていくのは、人間のみが持つ感情や精神が織りなしていく文化や芸術に他なりません。そのような想いを今回の展覧会でお届けできたら幸いです。

本展によせて
「芸術がタイムトラベルである可能性の示唆」
自然界が、AIによる「完璧に充足された過去」と対峙する時、芸術は未来からの手紙かもしれない。
高木 真希人
高木 真希人 「Suggesting the Possibility of Art as Time Travel」
日時:2022年11月12日 (土)〜12月3日 (土) 13:00-19:00
休廊:日曜、月曜 Closed on Sunday, Monday
会場:faro Kagurazaka Gallery
〒162-0828 東京都新宿区袋町5-1 faro神楽坂1F
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佐々木 真純|Masumi Sasaki
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